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天使の恋のodyssのレビュー・感想・評価

天使の恋(2009年製作の映画)
3.8
【あり得ないけど面白い】

上映が終わると、女子高生らしい女の子たちが「ありえねー」などとささやきかわしていました。

たしかにあり得なさそうだけど、だけど面白かった。あり得なくたって、面白けりゃそれでいいのが映画。『ディア・フレンズ』を思わせる内容です。内容がシンプルだけど、シンプルさがかえってこの映画の魅力になっているのです。シンプル故に訴える力が強いからです。また、繰り返しの技法も効果的に使われていますし、二人のデート(の場所)や会話もなかなかよくできています。その意味で、シンプルであると同時に巧みな計算によって作られた映画でもあるのです。

主演の佐々木希がキレイ。こういう映画はヒロインがキレイでなくては成り立ちませんが、その点はまったく文句なし。相手役の谷原章介も、『ハンサムスーツ』とは別の魅力を見せてくれます。
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