歌うしらみがおりました

四十七人の刺客の歌うしらみがおりましたのレビュー・感想・評価

四十七人の刺客(1994年製作の映画)
3.0
人工的な色味、空間設計で一枚絵のような美しさを堪能できる。
『クライ・マッチョ』観た直後の鑑賞だったから余計にそう思ったのかもしれないけど、聞き手が話者に背を向けている時でも簡単に聞き手の顔を映しすぎな気がした。基本的に内側ばかりを見せたがる。
川から水を掬った宮沢りえの手を高倉健が取り、「冷たいのう」と言いながらキスをするように息を吐きかけるシーンがエロい。若干マッチポンプ感があったけど。あと殴り込みに走る四十七人を真上から捉えたカットが格好良かった。それぞれに役割があるお仕事感も良かった。