モスリン

ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼのモスリンのレビュー・感想・評価

4.0
ホラー苦手過ぎるものの、上映当時ダコタ・ファニングの追っかけをしていて見ることを決意。
確か、映画のCMを見たような記憶がある。
ダコタのちょっと不健康そうな影のある美しさみたいなのがものすごい好きでこの映画はそれがぴったり合っていた。

チャーリー(犯人)が誰なのかってこともそうだけど、なんか全部救いがなくて見終わったあと「ははは……」と渇いた笑いが出てしまう。
映像がものすごく綺麗で、怖い怖いと思いながら結局見ちゃうやつです。

人の闇の部分って、何かしら社会からの抑圧みたいなものが原因としてあると思う。
この映画では結果だけが描かれている感じだけど、そこに至る過程みたいな描写も少しあったら良かったな~と、個人的に思う。
でも、過程の描写が無いからこそ何の投影も出来なくて恐ろしさが増してるみたいな部分もあるからなぁ。

個人的にはホラー嫌いを押し殺して見て良かったなと思う作品。
モスリン

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