マツヲ

ヘンリーのマツヲのレビュー・感想・評価

ヘンリー(1986年製作の映画)
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普段は身体の一部が切断されたり皮が剥がされる映画を観ますが、こういう静かな狂気を描いた作品は好きなんですよ。

オープンニングから色んな死体が映されていく感じはヘンリーの狂気を表してて物凄く良い雰囲気だと思う。

そしてヘンリーの過去を自身が話すシーン。
グッときた。
買い物とか気分転換で人を殺しに行くような、決して共感できるような人間ではないんだけど、ヘンリーから滲み出る「悲しさ」がなんとも言えない。

残酷なシーンが多いわけではなく、静かに淡々と殺人鬼ヘンリーの異常な日常を映している。

時間もちょうどよく退屈しない、良い作品です。
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