13だなんて何という不吉な…
ロン・ハワードがたっぷり140分もかけて、アポロ13号の爆発事故を描く。輝かしい失敗をジワジワ、ダラダラと見せ、最後には胸熱に料理している。
緊迫感と絶望感をジワジワと煽る。実話系だから胸に重みがジワリと染みる。欠点のない完璧な作品だけど、可愛げがない。派手な演出はなく淡々としている。
宇宙飛行士の髪型が皆、一律だ。一昔前のジャパニーズ・ツッパリのような髪型をしている。
出演はトム・ハンクスやケヴィン・ベーコンなどだけど名優が魅せる。皆、カッコいい。渋みもある。漢の中の漢を演じる。宇宙に出た者や断念した者、そのスタッフがワンチームになる。
やっぱり『13』という数字のせいだ。これではジェイソンが喜ぶだけだ。私の夫はどうなるのっ、NASAのバッキャ…じゃなくありがとよっ!