このジャケ!この鋭い眼光!このいやらしい口ヒゲ!
この人は何かをやってくれる人だ。そして狂人ドクターだ。期待しているぜっ、バッキャローッ!
「ディザスター・アーティスト」のJ.フランコが、共同監督・共同製作・主役までもやっちゃうとんでもない作品だ。ここまでくると失敗作の匂いがしてくる。
アメリカ東部に実在した「ローズウッド病院」で行われたおぞましい実験的医療の真相に迫る。もう医療じゃなく趣味の世界だ。変態だ。精神異常者を治すのではなく作り上げている。
ムチの音が鳴り響く。悲鳴や嗚咽が漏れる。痛い。グロい。黒い。これはドクターの芸術を楽しむ作品だった。あまりのマニアックさについていけない。本作はSMや調教に興味のある方にオススメ!