南北戦争のドサクサで埋められた20万ドルの金貨を3人の男が追う。
発端がそうなら行く道も南北戦争が絡み、両陣営を利用したり戦況に足を引っ張られたりしながら、屍を踏み越えて進む旅。
そうしなければ生きていけないタフさが物言わず作品をがっしり支えている。
「聖職者か泥棒になるしか腹いっぱい食べる道はねぇんだ!」
このセリフが時代を示しており、時に騙し、汚いやり方をしてでも道を切り拓こうとするキャラクターたちに嫌悪を感じない。
逆に言うと聖職者ですら汚れないで生きるのが難しい時代。
後ろ暗さを認識しながら、みんな手を汚している。
そんな旅路でも育まれる絆があり、3時間と長い尺ではあるがその分観客も一緒に旅をしている気分。
名もなき兵士の墓 が
重要なポジションになっていて、これがメッセージにもなっている。