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続・夕陽のガンマン/地獄の決斗のotomのレビュー・感想・評価

5.0
2023年9月10日
久々。レベルアップの仕方が半端ない具合の続編。どう考えてもイーライ・ウォラック(トゥーコ)が一番オイシイ役どころだわな。凸凹コンビに対してのリー・ヴァン・クリーフとの絡みが少々弱い気もするけれども、ラストの演出で有無も言えなくなる感じ。善玉(大悪党)なクリント・イーストウッドはゲスな部分と戦士への慈しみのバランスがホント上手い。三つ巴のモリコーネ劇伴が映画史に残る傑作なのは勿論の事、南北戦争シーンのテーマもまた美しい。大傑作。

2013年10月13日
セルジオ•レオーネがどれだけ別格か良く分かる一本。脚本、演出、カメラワークのどれもが一分の隙もない。そして個性豊かな三つ巴の絡み合い。シビれる台詞のオンパレード。二度見レヴェルの床が抜けるシーンや汽車で死体を引きずるシーン、更には南北戦争真っ只中のド迫力。そして絶対に欠かせないのがモリコーネの音楽。息をのむ様な静寂までも取り込んでいる。これがどれだけ凄い事か分かる年齢になった。それにしても何回ア゛ァア゛ァア〜が流れるか分からんが、全く飽きない不思議。文句なしの傑作。
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