過去の名作を観ていこう企画（久々）。TVを観てると時々流れているこの映画。だから、有名なサントラやら（口で歌えちゃうあの独特なワ～ワ～ワ～♪）、有名な最後のシーンは知っていたけど、最初から最後まで通しで観たのは初めて。こんなスペクタクル歴史映画だとは知らなかった。南北戦争の真っただ中をさすらい人が通っていくというお話要素がある。女が、ものすっごい小さい役で2度しか出てこないという、男しか出てこない男の映画。しかも3時間（途中で何度か寝ました）。そのストーリーのシンプルさがいいのかもねぇ。結局みーんなお金目当てのお金が全てのお話だもの。娯楽よねぇ。セリフも少なくて、画面で見せてくれる楽しさがある。凝ったショットもワクワクした。あの手前と奥を意識した構図。
ラスト辺りで橋を舞台にした戦場に出くわすのだが、そこからの流れが…不思議な世界で片付けられており、たぶん、制作側はどう収拾をつければいいのか分からなかったんだなぁと察する。もやんとした。
クリント・イーストウッドの寡黙さが、今でいうならライアン・ゴスリンの寡黙キャラを思い出した。ずっと見てたいカッコよさ。何考えてるかよく分からないけど、なんかいい感じ。トゥーコもすごく良かったけど、時々イラっとしたわ。いいコンビだった。そして最後３人揃うと、３人でいい味だな、というのがよく分かった。
