ピンフまんがん

恋の手ほどきのピンフまんがんのレビュー・感想・評価

恋の手ほどき(1958年製作の映画)
3.4
これはもともと「ジジ」という名のミュージカルが原点の物で主人公の女性もジジ。決して黒い猫のことではないのであしからず。
なかなか絵的に面白いね。見ていて楽しいが、見どころはお転婆少女から女へと成長していく、そしてその過程に周りが振り回されていく、そんな構図が面白い。とはいっても特質するようなストーリーではないのですが、この後のミュージカル映画にも少なからず影響を与えているのではないだろうか。主人公女性はもともとはバレリーナの人で当時のミュージカル映画のカリスマでもありました。ここから60年代にかけて名作ミュージカル作品が次々と世に排出されるわけですがそれの先駆けにもなっているのかもしれない。