このレビューはネタバレを含みます
別れは、双方の合意によって起こり得るものであるが、この場合、女が男を好きなまま、離別を決意した為、男はそれを真意を汲み取れず、誤解したまま物語は進む。男が誤解を解き、2人がまた一緒になれるかと思った矢先に、ある事件が急展開を迎える。男も女も相手に愛情が残ったまま別れなくてはならず、そして残された子供がその辛さを最も思い知る、最後のシーンは印象的。
事情は違えど、多くの人が少なからず一度は別れを経験し、自分にも思い当たる節があると感じるのではないか。
一度、やってしまったことは取り返しがつかない。別れとは、本当に別れたい時にだけ決断すべきである。後悔や未練の残る別れ方は避け、次に何が起こるか、相手は何を感じているかをしっかりと考えないと、予想をしない別れが待っている。考えさせられる内容でした。