イランの映画…過去に見たことがない気がする。
夫婦関係がドロドロする感じの映画かと思ったらちょっと違った。
宗教上の理由が介護にすら影響するって、めんどくさい国だなー。
胸糞映画とは違う感覚、…
人間の悪い部分がじわじわ見えてくる。
ただ不快な気持ちというより居た堪れない感情が出てくる作品。
BGMは無く淡々と進むけど久々に2時間があっという間に思えるくらい上手い撮り方と脚本でした。
ただ最…
ドキュメンタリーを見ているかのようなリアルさで最初から最後まで引き込まれあっという間だった
小さな嘘が引き起こす負の連鎖と大人のいざこざに巻き込まれる子供たち
イランの法律や介護制度について全く知ら…
ジリジリと、嫌な方へ嫌な方へと物語が進む。
さまざまな嘘をつく理由があるけれど、自分のためにつく度に事態が悪い方向へ転がる。
信心深い人にとっては嘘の持つ重みが違って、どれだけ現実的な事情があって…
近代人の感情生活は東アジアから欧米、中東まで均質化されている。しかしイランにはアッラーが厳粛に存在する。アッラーはイラン国民と共に生活する「隣人」なのだ。
神に嘘をつけば罰される。だから「コーラン…
ファトワー電話初めて見た感動!(嶺崎寛子『イスラーム復興とジェンダー』参照) 19世紀以前の戯曲のように、怒濤のセリフ量でからみあう人間関係を展開させる。前提知識がなくても観られるが、信仰の厚さなど…
>>続きを読むおそろしいほどのおもしろさ
お父さんが口聞かなくなったのも、信仰心の篤いラジエーの奇妙なふるまいも観終わってぜんぶ腑に落ちる
登場人物の複雑な心理が折り重なった層のように堆積して物語は進んでいく…
あくまで作品から感じられる印象として、アスガー・ファルハディとアッバス・キアロスタミの関係は、どこかドストエフスキーとチェーホフとの関係に似ているように思うことがある。
1940年生まれのアッバス…
© 2009 Asghar Farhadi