映像:⭐️⭐️⭐️
音楽:⭐️⭐️⭐️
ストーリー:⭐️⭐️⭐️⭐️
泣ける:
笑える:
怖い:⭐️⭐️
ためになる:
ループ系映画にも色々。
【あらすじ】
呆然とした様子のジェスは、友人に誘われて船に乗る。しかしその船が嵐に出くわし難破してしまう。そんな彼女たちの目の前に大きな客船が。乗り込んでみたら覆面の殺人鬼がいた。
(ここまではガチB級)
何とか応戦して殺人鬼を甲板に追いやるジェス。殺人鬼が言う。「全員殺せ。殺さないと家に帰れない。」なんのこっちゃと不思議に思うジェスの目に飛び込んできたのは、難破して客船に乗り込もうとしている自分たちの姿だった…
【感想】
オールユーニードイズキル、ルーパー、バタフライエフェクトなど、ループにまつわる映画は意外と沢山あって、しかもループの仕方が映画によって様々なので、結構好き。
例えば、
オールユーニードイズキル→主人公が死ぬと全てがリセットされて、ある時点に戻る
バタフライエフェクト→日記を読むとその時・場所に戻れて、そこで何かしでかすと現在に影響を及ぼす
みたいな具合に、何をきっかけにループするのか、何がリセットされるのか、何かに影響を及ぼすのかが全く違う。
作品の中でシーシュポスの話が引用されているのでそれになぞらえると、
オールユーニードイズキル→シーシュポスただ1人で、主体はもちろんシーシュポス
バタフライエフェクト→上に同じ
で、本作はどうなのかと言うと、本作はシーシュポスはただ1人とは言えなくて、主体も実は当たり前のようにシーシュポスだとも言えない。とても分かりにくい。でもこの分かりにくさが面白くて、しかも若干哲学チック。
おすすめしてもらって良かった！
