【永遠に変わらない愛なんて、ないの】
1組の夫婦の、今と過去を交互に見せながら、その顛末を描いたお話。
なんとなく、リアル過ぎて危なそうだなぁ。とずっと手を出さなかったけど、『ラ・ラ・ランド』公開前にライアン・ゴズリングの観てない映画を観ておこうと鑑賞。
多分、捉え方はそれぞれだとおもうけど、ミシェル・ウィリアムズは初めからライアン・ゴズリングの事を愛してなんかいなかったんじゃないかな。
子どもが出来てしまって、不安で落ちそうな時に、近くにいたから結婚を受け入れ、一緒に暮らしていたんだとおもう。
それに引き換え、ライアン・ゴズリングは一目惚れした瞬間からずっと愛し続けていて、自分の人生は彼女と、彼女のための娘にしかなかったんだとおもった。
冷めていく、夫婦の温度感の話しではなく、不安な時に近くにいた男と結婚して、ふと我に返った女の話しなんじゃないかな。
そう観ると、ライアン・ゴズリングにすごく感情移入してしまう。
けど、きっと男性・女性で捉え方も意見も分かれる映画じゃないかな。
エンドクレジットの花火の映像は、映画全体を物語っているようで美しく切なく儚かった。