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ブルーバレンタインのardantのレビュー・感想・評価

ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)
4.5
一組の男女の出逢いと別れの断片を、交互に描く手法が新鮮だ。この作品は男には辛い映画だ。自分の子ではないとわかっていて、妊娠している女と結婚し、女も生まれた娘も愛しているのに、捨てられてしまうのだから。最後の別れの言葉を告げられて、去っていく男の背中が哀しい。時間が経てば経つ程に、心に重くのしかかってくる。監督デレク・シアンフランスと主演ミシェル・ウィリアムズの代表作と言えるだろう。けれども、ミシェル・ウィリアムズの愛らしさは映画「ブローン・アパート」の方が数段上だ。
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