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護られなかった者たちへのardantのレビュー・感想・評価

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)
4.9
本作品が、本年を代表する一本となることは確かだ。
原作の感動の薄さと比較して、映画は映像の威力をまざまざと見せつける。
物語の設定を一つ変えただけで、これほどまでに、哀しさと感動を生み出させることができたのは、瀬々敬久-林民夫コンビの脚本力によるものであり、
その設定の変更の効果を何倍もに増幅させたのは、清原果耶の演技というよりは、彼女が持つ生来の力強さと存在感に基づくもののように思えるほどに素晴らしい。
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