キャッスルグレンギャリ

男はつらいよ 私の寅さんのキャッスルグレンギャリのレビュー・感想・評価

男はつらいよ 私の寅さん(1973年製作の映画)
3.7
U-Nextで鑑賞。スタッフのお疲れ様会を兼ねたのか、とらや一家の大分阿蘇旅行からスタート。決して無意味でなく、いつもと反対に寅さんが留守番を務め、イライラ待つところが笑えました。またマドンナとの出会いも新しい趣向を採用。マドンナと罵り合いの喧嘩から始まりました。気の強い腹を立てている美人もいいものですねえ。その前に、寅さんの夢物語の中、悪い親分メフィストこと吉田義夫もすっかりレギュラーとして定着していい感じでした。

ただ全体としては前回の浅丘ルリ子版がペーソスに満ち溢れた良い作品と比べれば、マドンナとの関わり、フラレ方は平凡でした。大女優岸恵子をわざわざ起用したのに、という感じ。
マドンナの兄で寅次郎の同級生のマエタケがいい味を出していました。