サンチャイルド

コーチ・カーターのサンチャイルドのレビュー・感想・評価

コーチ・カーター(2005年製作の映画)
3.7
こういったアメリカの現在のジャーナリスティックな描写は面白い。
ここでは大学への入学方法と学歴社会のリアル、それに背を向けることが転落の始まりとなりかねない厳しい社会の一辺を観ることが出来る。

この青春映画には、高校で部活を必死にやったら、想い出や生きる自信が生まれるいった、柔らかな視点は薄い。這い上がる手段として部活を描くとは、まさかなスポ根展開だった。

話は逸れるが、部活動など課外活動の充実が、大学入学の大きなポイントになるシステムは、今後の日本の教育観の転換にもっと必要だろう。とはいえ、アメリカのような学歴社会になることには、賛成しがたいが。