サンチャイルド

インディ・ジョーンズと運命のダイヤルのサンチャイルドのレビュー・感想・評価

4.5
これで気分よくグレートインディーを見送れました。(エイリアンで終わらせるのはたまらん)
中学の時、テレビで「魔宮の伝説」見て、魅了され、高一の時、劇場で「最後の聖戦」を観て、映画館という娯楽にはまるきっかけのひとつとなった。そうよ、インディー・ジョーンズはこうでなきゃ。

脚本が、インディーファンの気持ちにより添ってくれたのがよくわかる。また、歴史好きとしても天才アルキメデスと絡ませてくれて、文句無し。

元々、インディージョーンズは、B級映画の最高峰であり、トンデモでもある。
それでも、そうしたトンデモに、愛すべき人類は夢を見てきた訳で、遺跡のひとつとなった。その歴史の営みを含めて、いかに敬意と娯楽を持てるかが、この映画の軸であろうし、それは十二分に伝わった。

アクションもインディーらしいコメディタッチで笑える。ドリフっぽくてね。ハリソン・フォードの高齢をマイナスにさせないように。

蛇足だが、アルキメデスを描いた歴史漫画「ヘウレーカ」(岩明均作)での、かの大戦が垣間見られたのも、大満足。