古くからのプロレスファンの聖典「プロレススーパースター烈伝(ブルーザーブロディ編)」でもふれられていた、フリッツ・フォン・エリック一家の実態がよく描かれており、感激。あれで、フリッツの親父はプロレス以>>続きを読む
なんという完璧な脚本。設定は、真実に沿って、浮世離れせず、社会的なメッセージも含み、なにより、余計な説明的な部分を極力省きながら、この物語を「綺麗事」と感じさせない。
この監督らしいアクションシー>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
普段殆ど邦画を映画館で観ることが無い為(前回観たのは、「シンゴジラ」アニメも入れると「ブルージャイアント」)
現在の邦画の文法が理解できるだろうかと心配したが、ストーリーはよく出来て、ゴジラの恐ろしさ>>続きを読む
アメリカンロックというと、このバンドが一番に思い浮かぶ。野性的で粗野で湿気がこもった感じ。オルタナティブロックの祖であり、サザンロックの雄、CCR。
映画ファンには、数多のベトナム戦争映画でよく挿入歌>>続きを読む
反戦映画とかいうより、極限の愛の映画だと感じた。
愛があるゆえに生き残り、苦しみ、救われる。その構成の見事さは、さすがレインマンの監督さんだと思う。
アウシュビッツ時代、ボクサー時代、現在と見た目を>>続きを読む
30年以上前からのビートルマニアでありながら、最近になって、「あれ?俺って意外にビートル・ジョージの曲好きやん。」と気付き、劇場鑑賞へ。
曲間のクラプトンのセリフが奮っていた。ジョージという偏屈そう>>続きを読む
これで気分よくグレートインディーを見送れました。(エイリアンで終わらせるのはたまらん)
中学の時、テレビで「魔宮の伝説」見て、魅了され、高一の時、劇場で「最後の聖戦」を観て、映画館という娯楽にはまるき>>続きを読む
「人生を生き抜く意味とは?」という大テーマに、親子の断絶、友人との距離、ビジネスのリアリティーといった小テーマが、良いバランスで絡んでくる。
ストーリーの構築の素晴らしさだけで無く、この人間の必死の営>>続きを読む
映画とはこういうストーリー展開であって欲しいという、望むべき映画。漫画でいえば、1話読み切り漫画みたいなもので、詰め込みすぎたり、必要以上に奇をてらっても意味がわからなくなる。アカデミーとか取る作品で>>続きを読む
題名に「ズ」がついているのは、家族ものという意味だったのね。
三谷幸喜氏が「みんなの歴史」という自伝的なドラマを作ったことがあったが、それに近い感じ。
意外なことに、映画こそが我が人生だぁー、映画と>>続きを読む
映画という光は、生きづらい人にこそ優しく当たる。
21世紀のニューシネマパラダイスかと思い、観に行ったら、漫画「黄昏流星群」のような世界観、かと思えば小説「ノルウェイの森」の要素も絡んできて。
とも>>続きを読む
原作ファンとして、この映画が第二部として上映されてりゃ、満点をつけていた。
第一部とすべき「大」の成長に、最も焦点が当たっていた「仙台編」をはしょったのは、つくづく残念。
勇気を持って、そこからスター>>続きを読む
あのララランドで、上質な映像と音の世界を創った監督が、大便、小便、吐瀉物、セックス、バクチ、ドラッグ、変態行為、エログロなどにまみれた世界を描く。
まるで、それを通り、吐き出す事は、上質な2時間を創る>>続きを読む
テーマは「親離れ」?人間の成長に必要な「反抗期」を無理やり起こさせたようなストーリー。
そこに伽藍の社会の苦しみや人間の生きる意味などの哲学的で、答えがでない問いかけが散りばめられ、人生という旅のミス>>続きを読む
新年早々に、見終わった後、5歳くらい年をとった気分になってしまう、ヘビーなストーリー。
主人公ジョンと同じように、娘を持ち、事業をやっている者として、こうなっちゃいかんぞという実例を心に刻ませてくれ>>続きを読む
ポールに出会う前の少年・ジョンに焦点を絞ったドキュメント。
「お母さん、行かないで、お父さん帰ってきて!」と狂おしくシャウトするジョンの姿を裏付けてくれる。
ジョンの音楽とその存在感に心酔していた>>続きを読む
ブライアン・ウィルソンの帰還を描いた、傑作映画「ラブ&マーシー」とセットで観たいドキュメント&インタビュー映画。
人に「生きる喜び」を与える曲作りに苦闘し、魂を磨り減らしていたブライアン。
その彼が>>続きを読む
鑑賞前にちょっとセンチな気持ちになっていた為か、ストーリー展開する演出とテーマ(ロックショービジネスの生き残り)に齟齬を感じて、どうも乗り切れなかった。
エルヴィスという人は、大衆の生け贄になった人>>続きを読む
ラジオジャーナリストっちゃ、どんなんじゃろかい?って興味から鑑賞したが、あまり関係なかった。それが惜しい!!
というのも、ジャーナリストとしての仕事として、ちょいちょい挟まれる子供のインタビューは、詩>>続きを読む
アイルランド出身 ヴァンモリソンの歌声が、ストーリーを補完し、切なさを掻き立てる。
子供目線で観ることを意識させたのか、本当に訴えたいことの焦点が、いまいちぼやけてしまった感じを受けてしまった。観る>>続きを読む
「ブルーススプリングスティーンの新しいアルバム聞いたか?誰もライブであれを聞きたい訳じゃない。聞きたいのは、「涙のサンダーロード」だ。」
音楽はノスタルジーには勝てないのか?新しい音を受け入れられな>>続きを読む
こういう実感しにくいシチュエーションでありながらも、主人公に強く感情移入させる物語こそ、製作の力量の高さ、手を抜かない真剣さがわかるというもの。
この奇をてらう訳ではない、ストレートなストーリー展開を>>続きを読む
始めて洋画を映画館で観たのが、スピルベーグの「ET」小2かな。
映画の内容より、実はサントラの雄大さに惹かれ、近くの貸しレコード屋で借りた記憶が。
スピルバーグがミュージカル?と予告で訝しんだものの、>>続きを読む
ロシアのウクライナ侵攻の駆け引きをみても、戦がどう始まるかのせめぎあいには、とてつもないドラマがある。
但し、この映画は、その緊迫感一辺倒では無く、なんとも上質な台詞や人間関係など多層的に楽しめる映>>続きを読む
イイね、イイね、お馬鹿で笑かしてくれる。
80年代、ローティーンだったものとしては、ゴーストバスターズやグーニーズなんかのローティーン向けの映画で、映画への扉を開かしてくれたんだ。
そのマジックのか>>続きを読む
長い映画の割に、詳細がかなりはしょられて、後でネットで調べんとねってなる。また、テーマらしいことや訴えたいことも掴みにくい悲劇。でも、それでも観てられる映画、退屈しない。
それはひとえに役者陣の演技>>続きを読む
軽く楽しめるスピンオフかと大きな期待をせずにいたら、なんと最高峰のスパイ映画に出会う。
上質で意義深く、スケール感ある歴史パロディストーリーで、二時間という制限の中で、よく練られている。
あのプライ>>続きを読む
スマホがある時代は、サスペンスの謎が作りにくいものだろうに、逆にそれを逆手にとったかのよう。意欲作。
ガテン系というか、工業好きが歓ぶ映画。「サラリーマン金太郎」の本宮ひろしが描くような王道ストーリーだが、ピリッと利かせたサスペンス要素が意外に楽しめる。
10年後には、誰も語らないかもしれないが、こう>>続きを読む
SF ファンでもなんでもなく、ヴィルヌーブのファンとして観た上での感想。
「なんじゃこりゃ」の一言。宇宙であることも未来である設定も、さほど必要無い。なんといっても特殊能力の無意味さよ。
その為、ヴィ>>続きを読む
ダニエルボンド5部作の締め括りには、これ以上は無い!
元々の偉大なるB ムービーのスチャラカボンドが大好きだった者
としては、ダニエルボンドのハード路線は、「これじゃない」
感があったのに、一作毎に>>続きを読む
今まで日本の探偵漫画「ハロー張りネズミ」や「マスターキートン」なんかでも使われてきた設定にコンビものだけど、そのシチュエーションでも、エンタメとしては十二分に楽しめる。スケール感あって、インパクトある>>続きを読む
現代版浦島太郎。大好きです、この手の必要以上に練りすぎない、賢ぶらないお話。荒木飛呂彦の短編のようで。
オチはどうするつもりやろと思っていたが、意義のあるオチへ。それに対して、0.1ポイントアップ!
子供の頃の夢想(巨大生物の決勝戦、地下の世界など)を大人の知恵で、無理やっこ一つの物語に仕立てるとこうなっちゃったという感じのストーリー。一生懸命考えたんだろうけど、コングの死んだふり大作戦やズッコケ>>続きを読む
こりゃ、凄い映画を偶然発見!!
会議映画としては、最高級。ストーリーは、シンプルだが、テンポ良く、とにかく色んな事を考えさせる仕掛けが素晴らしい。
一人の命を重視するロジックに意外に納得してしまった>>続きを読む
傑作サスペンス漫画「モンスター」は、これにインスパイアーされたかな。
いや、面白い。下手に色々考察するより、二時間どっぷりドキドキを楽しむ為の映画で、それは十分に役割を果たしている。