サンチャイルド

クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル トラヴェリン・バンドのサンチャイルドのレビュー・感想・評価

4.1
アメリカンロックというと、このバンドが一番に思い浮かぶ。野性的で粗野で湿気がこもった感じ。オルタナティブロックの祖であり、サザンロックの雄、CCR。
映画ファンには、数多のベトナム戦争映画でよく挿入歌として使われるバンドでもある。

そのバンドが、お行儀の良いハコであるロイヤル・アルバート・ホールで演った、この記録(銀行の倉庫に眠っていたとか)を観れるのは本当に楽しみだった。

CCRは、ここでも攻撃的だった。強くて熱いボーカルはもちろん、アンサンブルがガチッと決まっているバンド演奏は、英国人をもチューグリングさせていた。
また、歌詞の和訳もついていて、輸入盤で歌詞もついてなかったので、こんな事歌ってたんだと。ベトナム戦争揶揄の代表歌「運命の息子」は、辛辣で。

と偉そうに書いたものの、音はある程度聞いていたのに、バンドの歴史とかさっぱり知らなかったので、前半のドキュメント&インタビューもいい時間だった。まさか、あのスージーQがカバーだとはね。