ヴィクトリア朝(1837〜1901)のイギリス、霧にかすむロンドンを舞台に、復讐に燃える理髪師をおびただしい血で描くダーク・ミュージカル。
初見ではノレなかった。
ちょい前に、米バンド BLACK VEIL BRIDES がインスパイア・ソングとカバー・ソングのMV公開、ティム・バートンの『ビートルジュース・ビートルジュース』の公開と好きなものが重なった。
原作は1846〜1847年まで連載され、39章からなるメロドラマ『真珠の首飾り[The String of pearls]』というペニー・ドレッドフル(直訳:1ペニーの恐ろしいもの)、平たく言って大衆小説。『吸血鬼ヴァーニー』もここから。
邦訳が無え…。13章のダイジェスト版『SWEENEY TODD the Berber of Fleet Street』をアマゾンのキンドルでダウンロードし、グーグル翻訳 featuring 俺で読み始めたけど、熱が冷める前に一度観ておくことにした。映画自体は、1979年のミュージカルに倣う形になってるぽい。ミュージカル舞台は未観劇。トバイアス少年の境遇が違う。
衣裳をはじめ、優れた美術。
もうハッピーエンドは無いと予感させるくすんだ画面。
歌はジョニデの声も合ってた。「ジョアナ」と画面が一気にビビットで鮮やかな「バイ・ザ・シー」も良かった。
バートン節炸裂の鯨幕ボーダー水着!
ラストはちょっと駆け足の感じ受けたけど、素敵なコラボでした。
スローでしっとり目(ホントか)の曲調は人を選ばないと思う。ヴィクトリアンで今作まんまな美術。回転オルゴールを模したバンド演奏。原作準拠?だと思う。
よろしかったらどうぞ。
【Band】BLACK VEIL BRIDES
【Song】 BLEEDERS
https://youtu.be/AThcMJmiTXI?si=SggxRQJNCrUlDR3c
ラストにサプライズが待ってる。
【Band】BLACK VEIL BRIDES
【Song】MY FRIENDS(Sweeney Todd Cover)
https://youtu.be/5f5Xddy6Pvk?si=0k2fO2mO_Mp7oBrD