リリー

回転のリリーのレビュー・感想・評価

回転(1961年製作の映画)
4.0
映像はとても怖く、デボラ•カーが美しく、子供たちが不気味なホラー(?)でした。2つの真逆な解釈が出来るそうなので、そのような映画は初めてです。
バラ、亀、など様々な小道具が様々なものを象徴するようなのですが、解説を読まないとわかりませんでした。それほど巧妙な仕掛けが組まれている手の込んだ秀作なのですね。
また、この時代の家庭教師は、勉強は出来るが裕福ではない家庭出身の人がなることが多い、と初めて知り、ヒロインの「願望」なるものが何なのかがわかりました。
鑑賞後にやっと、結末と、冒頭で描かれた意味不明のデボラ•カーの苦しむ姿がつながりました。

とにかく深ーい映画でした。
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