『ジュラシックパーク』の続編。
やっぱりこのテーマ曲を聴くとテンション上がるな。
スピルバーグの偉業の1つ。
恐竜を現代に蘇らせる。
前作のパークの建設の悲劇から4年。
そのパークのための恐竜の育成を“サイトB”なる別の島で行っていた、、、。
そして、その島はそのまま放置されることになり、4年の歳月を経て、恐竜独自に生態系を作ってしまった。
その生態の調査の名の下に、またしてもジェフゴールドブラム筆頭に調査団が派遣される、、、別に行きたくもないのに。
今回は前作よりもドラマ要素よりも恐竜の暴れっぷりの方に少し振り切ってる。
T-レックス、ラプトル。
特にオスとメスのセットのT-レックスはなかなか迫力がすごい。
ラプトルも草むらでの知能的な集団戦で人間を狩るしたたかさ、賢さ。
優雅でどっしりした草食恐竜から獰猛な肉食恐竜まで。サイズも大小様々なバリエーション。
人の襲われ方も、バラエティ豊か。
定番のガラスの上に落ちて下は奈落の底でガラスピキピキとか、ここまで届かないだろ、あぁれぇ〜とか。
恐竜が頭良いのか、人間が馬鹿なのか。
少々エグいところも含めて、未知の生物、恐竜の存在感と人間との対峙をユーモアを交えて最高に描き切る。
本作の見どころは、島での生き残りをかけた命からがら脱出劇から、島の外、都市部にも話が及ぶところ。
「都市部に『ジュラシックパーク』を作っちゃいましょう!」という不安しかない計画を無理に進めた結果、興味本位で楽観的に手配した結果の惨劇。
やっぱり人間が馬鹿なのか。
人間ごときが、ペットのように飼い慣らせるものではない。
そんな、恐竜の、夢と、優雅さと、大きさと、怖さ。
このシリーズでしか味わえないスピルバーグの最高のエンタメシリーズ、第2作目。
このシリーズのジェフゴールドブラムのキャラクターがものすごく好き。
恐竜への愛もありつつ、「お前ら、人間何やってんだ、そんなことできるわけないっしょ、そら見たことか!バカたれ!」みたいなお茶目に冷めてる感じ。
この作品のユーモアの源。良い。