悪魔の毒々クチビル

ザ・グリードの悪魔の毒々クチビルのレビュー・感想・評価

ザ・グリード(1998年製作の映画)
5.0
祝!Blu-ray発売!!
と言うことで購入してきました!

いやー、この映画を観たのは何年振りでしょうか。
久々というのもあり、「あー、ここはこうだったなぁ。」と色々懐かしみながら楽しめました。

で、改めて観て分かったけど、怪物がちゃんと姿を現すまで一時間近く掛かるんだね、これ。
なのにその間も全く退屈しないのが凄い。
まずキャラが皆良い。
主人公フィネガンや相棒のジョーイを始め、全員ベタなんだけどそれぞれ個性があります。
特にケヴィン・J・オコナー演じるジョーイは金曜ロードショーとかでこの映画を何回か観たことある人は、結構印象に残ってる人物なのではないでしょうか。
何気に傭兵一人一人も地味にキャラが立っていて尚良かったです。

あと、主人公の決め台詞「Now what?」吹替えだと確か「お次は何だ?」でしたね。格好良いよね。
他にもヒロインとの会話で
「取引しましょう。ここから出してくれたら…」
「俺の望む物を何でもくれるってか?」
「…ええ」
「なら冷えたビールを貰おうか」
等々、彼の台詞が絶妙にベタで古くて良い。(誉め言葉)
思わずニヤリとさせられた言葉が多かったです。

怪物が姿を見せずに襲ってくるシーンも単に水に引きずり込まれるだけでなく、アグレッシブにあちこち叩きつけられながら血塗れになっていったり、周りの壁をベコベコ凹ませながら襲ってくる等バリエーションに富んでいて見えない相手の見せ方がとても上手かったです。

時代が時代なのでCGに関しては見劣りするとは思うけど、だからどうした! と言わんばかりに内容が良いので、全く問題なし。
個人的にモンスターパニックに求めているものが全て含まれている貴重な作品。

やはり今観ても最高に面白い。
「好きなモンスターパニック映画は?」と聞かれたら真っ先にこれがあがりますね。もしくはトレマーズの一作目。

で、念願のBlu-ray化だけあって特典映像も主にケヴィン・J・オコナー含むキャストやスタッフのインタビューが沢山収録されているんだけど、例の如くこっちには字幕がないっていうね。チックショーーーー!!!
英語ちゃんと勉強しておけば良かった。
日本でも発売するなら字幕付きの特典は勿論、是非とも当時の吹き替えも収録して欲しいですね。