胸が苦しくなる作品です。
人が人を差別し、嫌悪し、侮辱し、辱める場面が、嫌という程出てきます。
直視に堪えないと思える場面もたくさんあります。
悲しくて胸が痛くなります。
そんな中で、束の間、心をホッコリさせてくれる小さな女の子。
透明マントの場面は、皆さん号泣されるんじゃないでしょうか。
最初から終盤まで、人間の心の恐ろしい部分を正視し続け胸が苦しくなっている分、最後の展開での感動が、より大きなものになり、号泣してしまいました。
人は意地悪な心が勝ってしまう時もあるけれど、本能的には良心が勝るのだと、そう信じられる気がしました。
ポール・ハギス、ドン・チードルコンビ、さすがです。
秀逸です。
この作品を勧めてくれた知人に感謝です。