カオリ

キッドナップ・ブルースのカオリのレビュー・感想・評価

キッドナップ・ブルース(1982年製作の映画)
3.5
タモリ主演の🚲誘拐ロードムービー

「タモリ倶楽部」が終わってしまうって事実を聞いた頃、色々調べていたらタモリロスに陥り…そして今作の存在を知りました。
べつに毎週見ていたとかじゃないんですけれど、週末夜中にあれがやっているのが子供の頃からの日常でした。
お昼休みのウキウキが終わったときよりも、夜中のゆるサブカルが終わってしまったことの喪失感ったらなかったです。

今作は、写真家の方が監督をした映画のようで、なるほど…ストーリーや人物演出が特にあるわけではなく、ただこの絵のために撮ったのかな…という、作品のようなショットが沢山ありました。

誘拐とはいえお互いに自覚なく「結果として誘拐しちゃてた~」みたいな設定
🚲で東京は下町から、北へ北へ…と旅をします。
その先々で出会う人たちとの奇妙な会話を盛り込みつつ、たんたんと進むことに、ふと怖く感じるときもあるのですが、タモリの柔らかい空気感でやっぱり和む…という不思議な作品に仕上がっていました。

40年前の作品なので、当たり前に単純にお若いタモリ、しかも貴重なサングラスはずしーの♨半裸姿まで映っていました!
あと、ちょろっと映る脇役もめちゃくちゃ豪華でビックリ。
確かにキャスト欄が凄いことになっていますね!w
所さんはガチ誘拐かと思ってドキドキしたんですけどwバイク乗りカッコよかった❢

ジャズが随所で流れ、トランペットやピアノや歌を披露するタモリ。
チャリンコ🚲ってところがまた何ともカッコいい。

映画としてどうだと聞かれたら正直微妙…でしたが、かなり斬新な作品であることと貴重感もあったりで、楽しめました。
あと、おでん食べたくなったなぁ…🍢
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