全世界大ヒットシリーズの記念すべき第1作目。但し、先ずは54年前の作品だという事を念頭に置いてから鑑賞しましょう。
最近の007からは想像もつかない程に低予算。
それでも恐らくは当時にしては画期的な作品。
見た目は格好良くて英国紳士なんだけど、兎に角ドジでマヌケで笑えます。
本当にジェームズ・ボンド？って感じ。
まるでバラエティ番組のセットみたいな敵基地。
ストーリーもしょぼく、アクションもドタバタ。
あれが竜に見える時代なんでしょうか？
現代の映画と何が違うのだろうとずっと、考えながら観ていて少し気付いたのですが、撮影技法とか編集、カット割りもそうですが一番の違いは“間”と“台詞”なんですね。
まるで舞台の様な芝居と話し方。
やたらと説明染みた台詞に違和感ありあり。
それと忘れてましたが、“音”の入れ方もですね。
BGMも余り流れませんし、アフレコなので物音が小さくてバランス悪いんですね。
まぁ、それも時代ですよね。
大人になって、山程に映画も観てるから目も肥えてしまったが故に、こんな印象ですが、子供の頃はそれでもワクワクしながらテレビに釘付けでしたね。
殆どダメだしですけど大好きなシリーズには変わりありません。
とは言え、初見の方には勧めにくいよなぁ（笑）
