《1シーズンを100分に》
シャマランは今作をスター・ウォーズのような新しいシリーズを作ろうとしたと言う。元々TVアニメが原作としてあり、その1シーズンを映画化した作品。1シーズンを100分ほどにまとめようとしたせいか、どこかぶつ切りな感じがある作品だった。
火・水・土・気の4つエレメントに国が分かれている世界。エレメントを操るベンダーと呼ばれる戦士がいて、4つのエレメント全てを操ることができる“アバター”という存在が、世界を救うと言われている。物語は水の国の兄弟がアンを見つけることから始まり、彼らとアンの旅が始まる。
とても週刊少年ジャンプ的な設定で、面白い世界観になるはずなのに、なんでどうしてこうも観ていて飽きてしまうのだろう。ある種の世界観は出来ていて、どこかもったいない印象がある。それは、やはり観ていてぶつ切りの印象があるからだろう。場面が急に飛び、次の場面へ飛んでいく。置いていかれる感じは、やはり、シャマランらしいなと思った。世界観等、面白くなれそうな分、とても残念だった。