kouさんの映画レビュー・感想・評価

kou

kou

どんな映画でも良いところを見つけられたらなと思います。Twitterもやってます。
Twitter…@raloof

エアベンダー(2010年製作の映画)

2.0

《1シーズンを100分に》
シャマランは今作をスター・ウォーズのような新しいシリーズを作ろうとしたと言う。元々TVアニメが原作としてあり、その1シーズンを映画化した作品。1シーズンを100分ほどにまと
>>続きを読む

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス(1993年製作の映画)

3.0

《作り込まれた世界観》
ティム・バートン原作、ヘンリー・セリック監督。ティム・バートンらしさ、ティム・バートンの頭の中を覗いてみると、こんな世界なのかもしれないと思った。そのストップモーションアニメと
>>続きを読む

クリクリのいた夏(1999年製作の映画)

4.0

《豊かさや自由》
人生における豊かさとは何か、自由とは何か、それはこの映画を見れば答えが出るかもしれない。とても穏やかで、それでいて決して癒やしの映画で終わること無く、人間の日々の生活や、豊かさという
>>続きを読む

海辺の生と死 (2017年製作の映画)

3.5

《奄美の神秘性、人間の原始性》
越川道夫監督。島尾ミホの同名小説と島尾敏雄の「島の果て」を原作にし、満島ひかりが主演を務める。奄美大島の自然の神々しさのようなもの。神秘性というのがとても印象的な作品だ
>>続きを読む

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

4.0

《美談でないアメリカンドリーム》
マクドナルドという世界最大のファーストフードを作り上げたレイ・クロックがどのようにしてのし上がっていったのか、手段を選ばず、資本主義の競争を勝ち進んでいく姿を描いた作
>>続きを読む

サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

3.0

《大学生の夏休み》
大学生という金はないが、時間があるその時を、どうやって過ごすべきなのか、僕自身も大学時代に悩んだ記憶がある。結局のところ、その夏は友人と数々のくだらないことをして過ごした。そんな大
>>続きを読む

牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

5.0

《僕が救ってあげる》
これはすごい作品に出会ってしまった。と映画を見ていて感じる瞬間がある。それは大抵、観たこともないようなカメラの写し方だったり、ストーリーであったり、演出の部分であるのだが、その個
>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.0

《父と娘》
閉鎖空間+ゾンビ物というある程度先人たちの作品があり、映画自体の構成もとてもシンプルなのだが、フレッシュさ、そしてしっかりとした展開を見せていくことで極上のエンターテインメント作品になって
>>続きを読む

東京物語(1953年製作の映画)

5.0

《日本映画史に残る傑作》
どの映画ランキングにも上位、日本映画史上、いや映画史上に残る傑作である本作。恥ずかしながら今まで見たことがなかった。小津安二郎作品も初見で、そろそろ観ておかないと、と思い鑑賞
>>続きを読む

ゴジラの逆襲(1955年製作の映画)

2.5

《ゴジラ対怪獣の図式》
ゴジラシリーズ第二弾で、今作にはアンギラスという怪獣が登場する。82分というコンパクトな作品であり、今回は大阪が舞台になっている。

第一作目はとても物々しい雰囲気、そしてゴジ
>>続きを読む

キングスマン(2015年製作の映画)

4.0

《Manners maketh man》
2015年はスパイ映画の多い公開年だった。ミッション・インポッシブルに007。どちらも素晴らしかったが、今作は凄く「楽しめる」スパイアクション映画だった。ノリ
>>続きを読む

マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

3.5

《男らしい男達》
男らしい男達が7人いる。それだけで映画の興奮としては十二分にあるだろう。今作は七人の侍からの荒野の七人を元にし、あの男らしい映画を作るアントワーン・フークア監督がリメイクをした。
>>続きを読む

それから(1985年製作の映画)

3.0

《個性と古典の融合》
森田芳光監督。松田優作主演。夏目漱石の同名小説を原作にした作品。森田芳光監督ならではの奇をてらう演出と、古典が合わないかと見る前は思っていたのだが、見ると不思議な融合を果たしてい
>>続きを読む

ハプニング(2008年製作の映画)

2.0

《人間ドラマの薄さ》
シャマラン監督の映画。冒頭の部分で凄く惹きつけられて、ビジュアル的な新しさもあり、「これはすごい面白いかもしれない!」とも思ったのだが、やはりシャマラン。風呂敷をなかなか畳めない
>>続きを読む

アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅(2016年製作の映画)

2.0

《過去は変えられない》
あのアリス・イン・ワンダーランドの第二作目。前作からの登場人物は勿論、あの世界観もある程度引き継ぎつつ、新しいキャラクターも登場する。監督はジェームズ・ボビン。正直僕としては物
>>続きを読む

誰のせいでもない(2015年製作の映画)

3.0

《成功への罪悪感》
ヴィム・ヴェンダース監督、ジェームズ・フランコ、シャルロット・ゲンズブール、レイチェル・マクアダムスが出演。とても静かな、それでいながら人物の感情を複雑に描くような映画だった。
>>続きを読む

ありがとう、トニ・エルドマン(2016年製作の映画)

4.5

《微妙な感情の表現のうまさ》
良質なコメディ映画でありながら、深みを持つ素晴らしい作品だった。基本的にはとても笑えて、楽しい作品なのだが、親と子の関係性、仕事に生きる女性の苦悩、また、現在のヨーロッパ
>>続きを読む

ケンとカズ(2015年製作の映画)

3.0

《すぐそばにある闇》
すぐそばにありそうな深淵。ノワールな内容ながらどこか青春を匂わせるのは、北野武の映画を思い起こさせる。小路紘史監督による初長編映画であり、自分たちの住んでいる場所のすぐそばにある
>>続きを読む

ヴァルハラ・ライジング(2009年製作の映画)

3.0

《監督なりの神話解釈》
ニコラス・ウェンディング・レフン監督。マッツ・ミケルセン主演。北欧神話をベースにし、とてもリアルな暴力シーンが特徴的な作品。また、コントラストのついた絵もこの監督らしいと思った
>>続きを読む

ライフ(2017年製作の映画)

3.5

《SFスリラーの最新型》
SFスリラーとしてとてもオーソドックスな形を取りながら、映像が見事でサスペンスフル。まず思い浮かべるのがエイリアンとゼロ・グラビティ。限定された空間で、ある生物との衝突がある
>>続きを読む

カーズ/クロスロード(2017年製作の映画)

4.0

《いつまでも勝ち続けることはできない》
PIXARの最新作でカーズの続編3作目。カーズ1作目は、自信たっぷりで、自分だけの力でなんとかなると思っている主人公マックイーンが周りを頼り、そして自分も周りを
>>続きを読む

猟奇的な彼女(2001年製作の映画)

2.5

《献身的に》
2001年に韓国で公開。日本では2003年に公開された。当時韓国ブームもあったこともあり、かなり周りで流行っていた記憶がある。職場の先輩に勧められ、今作を見た。ネットなどで見ると当時韓国
>>続きを読む

マイケル・ジャクソン THIS IS IT(2009年製作の映画)

3.5

《天才の死後》
2010年6月のマイケル・ジャクソンのニュースを聞いた時、初めは嘘だろと思った。マイケル・ジャクソンが好きで、子供の頃から聞いていたが、その当時は、やはり全盛期は終わっているというイメ
>>続きを読む

レディ・イン・ザ・ウォーター(2006年製作の映画)

2.0

《監督の独走感》
引き続きシャマランの作品を見続けているのだが、今作はなかなかの癖のある作品だった。例えば「シックスセンス」や「アンブレイカブル」は良い作品だと思うし、「サイン」や「ヴィレッジ」は何と
>>続きを読む

メッセージ(2016年製作の映画)

5.0

《あなたの物語》
素晴らしい新たなSF映画を見た。哲学的でもあり、SF映画としてのダイナミックさもあり、世界と個人をつなげ、決してフィクションに収まらない、一人の人間の生き方について言及した映画に仕上
>>続きを読む

LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

4.0

《罪を背負った男》
とても渋く、そして暗く、ある罪を背負ったものの最後を描いた新しいアメコミ映画だった。X-MENシリーズの第9作目で、ヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリン最後の作品。レーティングを
>>続きを読む

アリス・イン・ワンダーランド(2010年製作の映画)

3.0

《おさまりの良い不思議の国の物語》
とても鮮やかで不思議な世界観を持つ古典的物語を、あのティム・バートンの世界観を混ぜて描いた。物語としてもとても収まりがよく、ある意味とても整えられている作品とも言え
>>続きを読む

歓びを歌にのせて(2004年製作の映画)

4.0

《人の心を開く音楽》
ケイ・ポラック監督。スウェーデンの映画で、とても感動的な、音楽についての映画だった。僕の勉強不足かもしれないが、今作はもっと名作として万人に見られてもいいんじゃないかと思った。そ
>>続きを読む

はじまりへの旅(2016年製作の映画)

4.0

《普通ではないが、それこそが個性》
監督マット・ロス、主演ヴィゴ・モーテンセン。社会と距離を取り、森のなかで暮らす父親ベンと6人の子供達。彼らは父親の訓練と教育で高い身体能力と知識を持っている。ある時
>>続きを読む

ミルク(2008年製作の映画)

4.0

《マイノリティが団結すること》
実在の人物を元にした、感動的な映画だった。史実に基づき、これこそ名作と呼ぶに相応しい風格さえ持つ映画だと思う。自らをゲイと名乗って活動していたハーヴィー・ミルクの伝記映
>>続きを読む

カウガール・ブルース(1993年製作の映画)

2.5

《ガス・ヴァン・サントのB級映画》
ガス・ヴァン・サント監督。ユマ・サーマン主演。社会にとらわれない自由な雰囲気。全体に流れるとても不思議な空気感というのが楽しかった。初めの設定から面白くて、生まれつ
>>続きを読む

ガルシアの首(1974年製作の映画)

4.5

《孤独な男の執念》
男らしい映画を撮らせたらやはりこの監督の右に出るものはいないだろう。「ワイルドバンチ」などのサム・ペキンパー監督作。そして、その中でも傑作との呼び声の高い作品。観ている間、やっぱり
>>続きを読む

ブリジット・ジョーンズの日記(2001年製作の映画)

3.0

《キュートな魅力》
この映画についてレビューを書くのに、僕よりもやはりブリジット・ジョーンズと同年齢の女性のレビューが一番この映画を上手く言葉にできるのではないかと思うのだけれど、観る機会があったので
>>続きを読む

プロミスト・ランド(2012年製作の映画)

3.0

《結論のない環境問題》
ガス・ヴァン・サント作品を何本か最近見ているのだが、そのフィルモグラフィの中でも、とても不思議な映画だと思った。マット・デイモンとジョン・クラシンスキーが脚本を務めていて、俳優
>>続きを読む

ヴィレッジ(2004年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

《隔離された村》
「シックス・センス」「アンブレイカブル」のシャマラン監督。ある外界から隔離された村を舞台に、数々の掟と外界からの脅威に怯える人々を描く。数々の謎を散りばめたミステリーでもあり、ホラー
>>続きを読む

皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ(2015年製作の映画)

4.0

《ヒーローになる瞬間》
MCUでも、DCEUでもないヒーロー映画がイタリアで制作され、しかも鋼鉄ジーグを作品に絡ませているという。そんな変わった映画を劇場で観ない理由はないと思い、近くのミニシアターに
>>続きを読む

>|