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ワーロックのkouのレビュー・感想・評価

ワーロック(1959年製作の映画)
3.5
ヒーローとは決して言えない人間の複雑さ。その中で新たなヒーローが生まれる瞬間。ある意味生きていく中で汚れながら生きてきた男が、バトンを渡す話でもあると思う。

善悪では語りきれない人間模様を描き、単純な勧善懲悪ではない作品になっている。また、保安官と賭博師の関係性が良い。互いに腹の底では疑いを捨てきれない中、それでも切れない関係性。終盤の決闘は見事だと思う。
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