大好きな作品。小さな世界の小さな話だし、この先彼らが幸せになれるのか全く見当つかないが、右も左もわからない、目まぐるしい現代でなんとか自分の善性を模索しようと観た後思える。古典的なメロドラマの枠組みをそのまま小規模低予算でパスティシュすることで、現代のメロドラマを作り上げたと言えよう。もはや資本もスターもいらない。メロドラマという枠組みそれ自体が、生きる希望を与えてくれる。
上記のことは、ロング・アイランド・トリロジー作品全てに言えることだと思う。3部作の中で『TRUST』が1番好きだから、ここに代表して書く。
