黒羊

山口組外伝 九州進攻作戦の黒羊のレビュー・感想・評価

山口組外伝 九州進攻作戦(1974年製作の映画)
3.5
タイトルに山口組とあるが劇中では一切出て来ません!(まぁ兵頭組と変わってるだけなんですけどね)

別府出身の夜桜銀次に菅原文太、その兄貴に梅宮辰夫、インテリヤクザに津川雅彦、弟分に渡瀬恒彦、大阪のヒットマンに松方弘樹、伊吹吾郎や拓ボン…志村喬も出演という豪華さ!

しかし…実録モノという訳であまりイジってないのか、デンゼルとラッセルクロウの「アメリカンギャングスター」みたいな…しっぽり感と言えばお分かりだろうか…

夜桜銀次さんは中々にヤベェ人というのは分かるけど…描き方なんかな?

九州〜大阪〜そして九州とバトルフィールドを転々とする銀次。彼はどう人生を生きたかったんやろかねぇ…先の先を読むタイプでも無いし、命知らずで殺しまくってる訳でもない…

チチクビ舐める時はスローで、やらかした弟分・渡瀬恒彦を迎えに行ったらケジメで腹を撃ち抜く…という、出たとこ勝負!コンボは勢い!なキャラなので凄さは菅原文太の演技力を堪能するっきゃナイという感じで!

当時は昭和30年代〜な話やけど、撮影当時は昭和50年あたりなので街はすっげー現代です。

その時代の兵庫や大阪、特に大阪の十三とか千日前とか映っててワテ歓喜。
昔の邦画ってゲリラ的に撮影してるから絵がオモロいですね。街の人がカメラをガン見してたりw

今、地上波でインディ先生のクリスタルスカルやってるんでそちらで興奮したいと思います!ありがとうハリソン君ツーカーや!
黒羊

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