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夏の庭 The Friendsのtottsunのレビュー・感想・評価

夏の庭 The Friends(1994年製作の映画)
3.5
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「夏の庭 THE FRIENDS」
神戸に住む小学6年生のサッカー仲間、木山諄、河辺、山下の3人は、人が死んだらどうなるかに興味を抱き、きっともうじき死にそうな近所に住む変わり者の老人・傳法喜八を観察することに。初めは子どもたちを邪険に追い払う喜八だったが、次第に優しく接するようになり、彼らとの交流が始まった…
まさか映画があるなんて知らなかった。
「西の魔女が死んだ」のレビュー時に読書おすすめ一覧の冊子の話をしたけれど今作も必ずそこに載っていた原作小説が元の作品である。
こちらも学生時代に読んだため記憶がうっすらだけど、こんな話だったなと思った。
人の死ってなんだろう。
こういう作品に触れるたびに考えさせられる。
私はなぜか人の死に触れる回数が年齢の割には多いのだが毎回未知だななんて思う。
人間誰も死後の世界は分からないし、直接人が亡くなる瞬間に立ち会うことすら稀な気がする。
子供だからこそおっかなびっくり死というものに興味を持って見てみたいという好奇心が湧いた彼らだけどビビリな私はできれば見たくなかったな。
もう20年以上前の祖父のお葬式の光景がいまだに脳裏にこびりついている。
少年3人組が途中からズッコケ三人組に見えてきて不思議な気持ちになった。
スイカはとても美味しそうだった。
セミはうるさいほどミンミン鳴いていてこの季節だからこそ見るべき価値を感じました。
服装も映像も、撮影の仕方も古さを感じる雰囲気だけど、また小説を読み直したくなった。
私的には☆☆☆.5かな。
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