しろみさかな

マリー・アントワネットのしろみさかなのレビュー・感想・評価

マリー・アントワネット(2006年製作の映画)
3.6
高校生ぐらいかなぁ〜、初めて見て感動したんですよね。美しさに。ドレスやアクセサリー、靴、家具、メイク、食事。全てに。こんな美しく煌びやかな世界観があるんだなぁと。そこからこの時代が好きになりました。数十年ぶりに見てみたら、その時の感動もありましたけど、また違った視点で見ることができました。
多分ですけど、忠実には再現されてないと思いました。かなりフィクション。だからリアリティというよりは、エンターテイメントとして見るべき作品だなと思いました。マリーアントワネットの生きた時代の煌びやかさを見る映画。そういう視点で見ると、ひと時も見逃したくないくらい、画面に映る全てが美しくて綺麗で、何回も見たくなりました。
大人になってからわかったのですが、なんでマリーアントワネットが贅沢しまくったのか。(真実はおいておいて、この作中では)それが少しわかった気がしました。旦那さんがなかなか抱いてくれない、しかも後継ぎを産むことで自分の国が守られる訳ですから。めちゃくちゃ重要な行為なのに、王はこちらを見向きもしない…しかも10代なんですよね〜若くて美しいから少しは自信があったと思うんです。その自信を踏みにじられて、周りに色々言われ続け、ストレスもあっただろうし。美しく見せる努力をしようと、豪華絢爛に見た目がなっていったのでしょう。それが贅沢な見た目や生活の原因かなと。大人になってから見てようやくわかりました(笑)女として見られないのは悲しくて苦しいですからね…でもこれは男性がこの作品を見ても共感できない、わからないかもしれないですね。
エンターテイメントとして見てください。是非。また見たいです。
余談、淡い色のドレスがすごく似合ってました。フリルも可愛かったし、煌びやかも似合うけど質素なシンプルな白いドレスも素敵でした。
しろみさかな

しろみさかな