クモ怪人

パブリック・エネミーズのクモ怪人のレビュー・感想・評価

パブリック・エネミーズ(2009年製作の映画)
3.0
大恐慌時代のアメリカで大スターのようにもてはやされた銀行強盗、ジョン・デリンジャーの物語。汚れた金しか奪わない、仲間を大事にする、惚れた女子は最後まで守り抜くという漢の中の漢らしい。アメリカ版、ネズミ小僧だ。いかにも胡散臭い。

デップが子供の頃から憧れていたデリンジャーを演じる。現実味が湧かないくらいカッコ良すぎる。泥臭さやハングリーさが感じられない。ファッショナブルで洗練されている。これはデップのために用意され、デップのカッコ良さを追求するための舞台なのだ。

アゴの造形が美しいマリオン・コティヤール演じるビリーもメロメロになる。クサいセリフに撃沈する。俺の女になるなら俺の前から消えないと誓えだってさ、バッキャローッ!
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