1作目は登場人物の紹介や舞台の説明的な要素が強かったけど、2作目はそれらを知っている前提で描かれている。正直、1作目でこのファンタジーワールドにちょっとついていけないなあなんて思っていたが、2作目はサスペンス要素が多く、個人的にはこちらの方が楽しめた。1作目の方がわかりやすいとは思うけど。
サスペンス的にそれなりには面白いのだが、魔法の世界だと何でもありになってしまう。まあファンタジーにありがちなのだが、強引に力技で解決していくので、子供の心を忘れてしまった私などはこのあたりの飛躍が素直な驚きと共に無茶だなあと思ったりする。
大人も子供も楽しめる・・・はずだと思ったが、よく見るとハリーポッターシリーズはすべて10歳or13歳以上。どうりで結構グロいシーンが多いわけだ。しかし2時間40分もの長丁場、よくわからない固有名詞が多く、全体的に薄暗いグレー系の背景が多い映像で子供は楽しめるのだろうか。
と批判が多いがそれでも高得点なのは、やはり世界観が素晴らしいこと。舞台や背景が小説から抜け出したような（小説は1作目のものしか読んでないが）、ハリーポッターワールドを作り出しているから。
1作目を超える2作目はないと思っていたが、少なくとも同等には楽しめた。
2023.7.21
劇場にて。感想はほぼ同じ。
大きなスクリーンで見ると蛇がちょっとハリボテ感あった。
