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ハリー・ポッターと秘密の部屋のmarohideのレビュー・感想・評価

4.5
 第一作の雰囲気を引き継いでおり、シリーズの中でも特に好きな作品の一つ。

 原作の中で最もお気に入りのキャラクターであるギルデロイ・ロックハートが登場するのもこの作品。原作のイメージ通りといった配役、演技、ビジュアルであり非常に嬉しい。

 個人的にこの映画での最大の見どころはなんと言っても日記の破壊シーンである。
 黒い革表紙の、いかにもしっとりとした手触りをしていそうな日記帳に蛇の牙を何度も刺す。すると、ぬめぬめとした血を思わせるような真っ黒のインクが溢れ出すのだ。“本を刺す”というのが良い。最高。これを超える書籍破壊シーンとなると、思いつくのはちょっと難しい。

 燃やすわけではないので厳密には書籍炎上映画ではないのだが、自分が書籍破壊シーンの魅力に目覚めた作品である。何度でも観たい。
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