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マッドマックス2のHIROのレビュー・感想・評価

マッドマックス2(1981年製作の映画)
4.0
製油基地を守る人々と暴走族の抗争に身を投じて行くマックス(メル・ギブソン)の姿を描いたお話。

カッコいい世界観でしたな\(^o^)/

砂漠の真ん中で繰り広げられる改造車の迫力のある戦闘シーン。
これこそまさに荒廃している世界ですな(´Д` )
冒頭からなぜこのような荒れた世界になったかも説明してくれるので、物語に引き込まれるのに時間はかかりませんでしたよ。
前作よりも男臭くなったメル・ギブソンはめちゃくちゃカッコ良かったです(≧∇≦)

序盤でマックスを追い詰める赤モヒカンのウェズからは狂気が滲み出ていて、とても魅力的なキャラクターでした。
かなりクオリティの高い改造車や暴走族のバキバキに決まったファッションなど、これこそ悪人の集団という印象でカッコ良かったです(≧∇≦)
暴走族のボスであるヒューマンガスは登場した瞬間に「ど変態やないかい!」と思わず叫んでしまうほど衝撃的なルックス。
でもこのぶっ飛んだ外見がこの荒廃した世界観にぴったりで最高でしたよ。
マックスが身を潜める精油基地も良かったです。
その辺に落ちていたであろうパーツをかき集めて組み立てたような門構えは、物語の世界観をより一層引き立てていたと思います。
そしてそれぞれのキャラクターも魅力的。
寡黙で無骨ではあるけど、困ってる人を見るとつい助けてしまうような優しさを持ったマックスはもちろん、勝手にマックスについて来て相棒になるジャイロ、鋭利なブーメランを振り回す野生少年などなど、結構感情移入できるキャラクター達だと思いましたね。
ラストのチェイスシーンは圧巻!
改造車を蹴散らしながら突き進むトレーラーの爽快感は凄まじかったですな。
クラッシュした車に巻き込まれる人間やバイクごと転がる人間など、CGの無いこの時代にどうやって撮ったのかがますます気になるところ。
死人が出ててもおかしくないほどの迫力でしたね。
また、何処までも孤独を貫こうとするマックスの姿も印象的でした。
あくまでも人と群れない彼からは過去のトラウマに苦しんでいることを匂わせていて、その孤高のヒーロー像にはうっとりさせられます。
ハードなバイオレンスシーンとど迫力のアクションシーンがふんだんに盛り込まれた娯楽作品。
やっぱり金次第でいくらでも良い映画は撮れるということを思い知らされました(≧∇≦)



2015-72
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