私が観た映画の中では最高峰にエログロテスク。本当は嫌いじゃないけど人には勧められないインモラルと文学的な間にあるピーターグリーナウェイの作品。
醜い老婆が美しい赤ん坊を産んだが、その娘が自分が処女懐妊で産んだ子供だと嘘をつくとこから始まる。
信仰心の厚い町の人たちはこの赤ん坊をキリストの生まれ変わりだと崇め始めるが、、、
という舞台劇を見せているが、いつの間にか舞台の中の人物が本物として行動し、観ている私たちは虚と実に惑わされて、残酷な世界から出られなくさせてしまう。
グロテスクだと書きましたが、決して悪趣味ではないんです。エログロでもあくまでもアートな枠をギリギリを超えない所、それが凄いんです。
でも、オープニングの映像で脱落する人も結構いるはず。
私はこれを最初に中学生の時に観て、さすがに途中耐えられずに早送りをしてしまいましたが、いまなら耐えられるかも。
でももう一度観るなら体調万全な日にしよう。
そう思います。