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マーシャル・ローのGINのレビュー・感想・評価

マーシャル・ロー(1998年製作の映画)
3.7
連続爆弾テロで戦場と化したニューヨークを描く、デンゼル・ワシントン、アネット・ベニング、ブルース・ウィリス共演のサスペンス・アクション!

1998年制作。
大都市ニューヨークで連続爆弾テロ事件が発生する。
テロ対策本部長に就任したFBIのハバード捜査官が事件現場へ行くと、そこにはなぜか管轄外のCIA諜報員エリースが捜査に乗り出していた。
テロリストによる爆弾テロも、最初は犠牲者をださなかったものの2度目には多数の犠牲者が…。
犯人を特定し、1度は解決したかに見えた事件だったが、劇場で新たなテロが勃発。
エスカレートするテロに街では緊張が高まり、ついに戒厳令(マーシャル・ロー)が発令される―。

終始、緊迫感があって面白かった。
好きなジャンルだ。
戒厳令が敷かれ、さながら戦場と化したニューヨークで、FBI・CIA・陸軍の思惑が交錯する。
一触即発の緊張感の中での三者の駆け引きが見どころだ。
ある意味、テロが頻発したらというシミュレーション的側面を持つ作品で、政治ドラマでもある。
リアルで時事的でもある描写に固唾をのんだ。

この作品が凄いのは、アメリカで9.11同時多発テロ事件が起きる前に制作されていたことだ。
まるでいつかこうなる可能性があるっていう予言じゃないか。
強い危機感の表れだね。
アメリカって国は色んな意味で凄いなと思った。

俳優さんでは…
アンソニー・ハバード役にデンゼル・ワシントン
エリース・クラフト/シャロン役にアネット・ベニング
デブロー将軍役にブルース・ウィリス
…が出演。
俳優陣の真に迫る緊張感のある演技が素晴らしかったです。
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