このレビューはネタバレを含みます
大豪雨の中のモーテルで起きた不可解な連続殺人事件。
その事件そのものが、解離性人格障害の殺人犯の脳内で起きていた、複数の人格が打ち消しあったことの比喩だった。
事件の謎を真面目に推理していたので
その根底そのものが崩されるという意外な真相でしたが、その真実に辿り着くまでヒントが少なすぎて、謎が明らかになってもちょっと気持ちが置いてけぼりになってしまった。
タイトルに注目すべきでした。
頭の中は見えないから、精神病の犯罪者の刑事責任問題の有無は、どれくらい信用できるのかについて考えさせられました。