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13日の金曜日・完結編の一人旅のレビュー・感想・評価

13日の金曜日・完結編(1984年製作の映画)
3.0
ジョセフ・ジトー監督作。

スプラッターホラーの金字塔「13日の金曜日」シリーズの第4弾で、前作で殺されたはずのジェイソンが再び惨劇を繰り広げます。

前作の直後から始まるシリーズ第4弾で、前作で殺害されたはずの殺人鬼ジェイソンが死体安置所から脱走し、クリスタル湖に舞い戻って再び別の若者たちを惨殺していく様子を描いています。今回のヒロインはキャンプ場で母親と暮らしている少女トリッシュですが、彼女の弟であるトミー少年の終盤の奇想天外な活躍が最大の見せ場となっています。

特殊メイク界の巨匠トム・サヴィーニが第1作目以来久しぶりに復帰しているだけあって、グロテスクなスラッシャーがてんこ盛りとなっています。神出鬼没なジェイソンによる多彩な殺戮シーンをトム・サヴィーニによる超本格派の特殊メイクが支えていて、頭部切断&四肢損壊等の受傷描写は現代主流のオールCG処理では表現し切れないリアルな感触を実現しています。

ワンパターンの美学をとことん貫き魅せてくれる王道スラッシャーシリーズ第4弾。本作で面白過ぎる活躍を見せたトミー・ジャーヴィス少年は次作で主人公に昇格します。
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