レイチェル

アメリカ、家族のいる風景のレイチェルのレビュー・感想・評価

アメリカ、家族のいる風景(2005年製作の映画)
4.5
大好きなヴィム・ヴェンダース作品の中でもこれはすごく好みだった。名優サム・シェパードが脚本・主演。素晴らしすぎる!

人気俳優だったが破天荒な振る舞いが多く、落ちぶれたハワード・スペンス(サム・シェパード)。映画の撮影中、ふと職場放棄して蒸発。現場は右往左往、ハワードを探す為の専門家(ティム・ロス)が彼を追うのだった。

ハワードは長年会っていなかった母親の元へ。そこで意外な事実を知らされ、それを確認する為また出かけるのだった…

意外な事実については、ここのあらすじがネタバレ。

ふと人生を振り返ると、虚しさが溢れてくることってすごく共感。ある程度の年齢になると整理しておきたい心の中の忘れ物があると思う。

ラストは撮影の続きのシーンになる。その劇中劇の台詞が最高。サム・シェパードの脚本が素晴らしい。ヴェンダースらしい映像や優しい展開も最高。飄々と仕事をこなすティム・ロスも最高。

ジェシカ・ラングが相変わらず可愛らしくて魅力的。サラ・ポーリーは大好きな映画『死ぬまでにしたい10のこと』の主役で透明感が際立つ美女で最高。

と、私の「好き」がたくさんだった。
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