名俳優のロバート・レッドフォードが監督を務めて1981年のアカデミー作品賞を受賞した映画。兄を失くして空中分解していく家族の様子を描いている。
映画の前半ではこの映画の主人公である弟が喪失感から一人相撲を繰り広げていて、思考に共感もできなければ絵面も地味で退屈だった。ロバート・レッドフォードが監督って理由でアカデミー作品賞とったのかな・・・って余計な推理が頭をよぎるほどだったが、後半からは印象深い会話劇があったり展開にも広がりが出てきて面白くなっていった。
終盤の展開は予想を裏切る感じでよかったけど、前半に動きがなさすぎたのが微妙だった。役者は父親役のドナルド・サザーランドしか知らなかったけど、弟役の人も奥さん役の人もとても上手いように思った。ちょこっと回想のシーンで出てくる兄がロバート・レッドフォード監督に似ててなんか笑えた。