屈指の傑作と名高い作品であり、フランク・ダラボンが描く刑務所を舞台にした物語と聞けば観ないわけにはいきませんね！とは言っても、3時間超の長尺ということもあり、録画した後になかなか鑑賞には至っていませんでしたが、10連休も半ばを過ぎて一日のんびりできる今日、ようやく手が伸びました💦
本作を鑑賞してから知ったのですが、タイトルの「グリーンマイル」とは、死刑執行が行われる電気椅子に続いている刑務所内の緑色の廊下を意味しているとのこと。冤罪で投獄されることとなった不思議な治癒の力を持つ死刑囚コーフィとポールを始めとする看守達との繋がりが主として描かれています。
3時間の作品ではありますが、あっという間に感じられるくらい物語に引き込まれました😊 個人的にはファンタジーの要素が入ってくると感動が薄れてしまうことがあるのですが、本作に関して言えばそんなことはなく、ファンタジーとリアリティが上手く共存していたように感じました。終盤は看守達と同じ目線となり、もちろん感動はしたのですが、それ以上に人生の理不尽さのほうが強く感じられ、涙とも怒りともつかない何とも言えない感情になりました😣 そして畳み掛けるような最後のポールの語り…
あえてなのか、コーフィの過去が細かく描かれていないことで、逆に彼の過去を色々と想像できてしまって辛かったですね。彼の言葉からも過去に幾度となく辛い経験をしてきたことは間違いないのですが、そこは我々の想像に委ねられるという😭
後は悪役勢の圧倒的存在感が印象に残りましたね笑 ある意味で気持ちが良いほどのワルって感じで、観ててイラつくことこの上ないのですが、悔しいことに良いスパイスになってました😅
