イトウモ

異人たちとの夏のイトウモのレビュー・感想・評価

異人たちとの夏(1988年製作の映画)
4.2
大林宣彦。きちんとまとめて見てこなかったのもあり、冒頭のアパートのシーンでの台詞に基づいたかなり強引な編集にびっくりした。
幽霊の仕掛け、雨、そして最後のダメ押しのように挿入されるイタリアンホラーのような強引な特殊効果も含めてかなりポストプロダクションの作家だと思った。世が世ならアニメーション作家の方が良かったのではないかと思う。この映画も、なぜか自主映画の人が大きな予算で取れてしまったかのような強引さを感じる。
美学についてとても自治意識が強いのだと感心した