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異人たちとの夏のyaaaのレビュー・感想・評価

異人たちとの夏(1988年製作の映画)
4.0
泣ける怪談。
が、結構色んな感情ぎゅうぎゅうに詰め込まれていて何を軸として観たらいいのか贅沢な悩み。
前半の大人の恋が、結構エロい。
からの昭和ノスタルジーがそれをうわまって良い。
エロと懐かしさの揺れ具合にドギマギする。
劇団ひとりの「浅草キッド」の江戸っ子描写の元祖みたいに王道でも気持ち良い。このような日本人は絶滅したということでも「異人」たちとの遭遇なんだろう。正直、ここだけで展開してくれても文句はない。
最後の怪談としての落ちの大暴れは全体のトーンから異質だが、おもてなしの一環としたらすんなり受け止めれた。
まあ、おもちゃ箱みたいに上の方に怪物のフィギュアがあったり、底の方に手に合わないグローブや昔集めてた牛乳の蓋があったような喜びというか、そのガチャガチャした感じはやっぱり大林映画だなと。
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