松岡茉優

砂の上の植物群の松岡茉優のレビュー・感想・評価

砂の上の植物群(1964年製作の映画)
4.7
やっと観れた。前衛的過ぎるむちゃくちゃ変な映画だった。性愛三部作の中では難解な方だけど、変態描写は群を抜いてヤバイ。でも、随所で行われる突然の抽象画の挿入によって強烈な変態描写が振り返ってみるとそこまで印象に残らない作りになってるのが面白い。それと、ストーリーもつながっているはずなのに、抽象画の挿入によってどこか途切れているような感じがしなくもない。
いろいろ考えた結果、異常性癖を超えた純愛映画で、なんやかんやでいい話(終わり方)だったんじゃないかと思う。小池朝雄が痴漢について熱く語る場面は必見。
松岡茉優

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