・やっぱり吉行淳之助はミソジニストだと思う
・ポルノじゃないけどポルノ以上に淫ら
・性の深淵にあーあ落ちちゃった、な主人公の心情を表すエレベーター
・個人的にスルメ映画
・モノクロの持つ艶やかさみた…
このレビューはネタバレを含みます
昔、原作の小説を読んだが、よくわからなかった。
その時は、自分が若いから(と言うより子どもだから)かと思ったが、映画化された物を観てもやっぱりよくわからない。
これが、吉行淳之介の文芸的エロティシズ…
「猟人日記」同様に仲谷昇が主人公の、吉行淳之介原作のエロチシズムを追求する中平康監督の佳作で、稲野和子が前面に出てその魅惑振りを存分に発揮し、新人西尾美枝子が新鮮だ。だが、日活がロマンポルノ路線に移…
>>続きを読む【モダニズムの限界、作家の限界】
吉行淳之介の小説(私は未読)を原作にした映画ですが、今の目で見ると製作年である1964年当時のモダニズム的な作りがちょっと鼻につきますね。
現代絵画や古典音楽を…
このレビューはネタバレを含みます
抽象的な話し運びで正直内容は理解しきれなかったが、何故か観ながら面白いと思った。後半の幻想的な場面はブニュエルを思い出す。モノクロの本編中にカラーの印象画を挿入するタイミングが気持ち良く、中平康のス…
>>続きを読む見て面白いか面白くないかと言えば、あまり面白くはない。なぜか、それは、この後、東映エロ路線とか、日活ロマンポルノが出てきてしまい、どうやっても、性、性欲、といったテーマへのアプローチをするなら、見劣…
>>続きを読む原作が好みだったから観た。色彩の映像美と、艶かしいオルガンのBGMが秀逸。映像に関してもっと言えば、性的なシーンが多い中、身体はほとんど映さずに「目・唇・腕のアザ」の画だけで勝負するところも粋でカッ…
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